マンションの外壁塗装を考える中で、「どんな色を選べばいいのか」と悩んでいませんか?外壁の色は、住まい全体の印象を大きく左右するだけでなく、住民や来訪者、さらには地域全体に与えるイメージにも影響します。
近年、特に人気を集めているのが、ネイビーやダークブルー系の外壁色です。洗練された印象や高級感を演出できることから、さまざまなタイプのマンションで採用が増えています。
とはいえ、「暗すぎて圧迫感が出ないか」「色あせしやすくないか」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ネイビー・ダークブルー系の外壁がなぜ人気なのか、その理由を詳しく解説するとともに、メリット・デメリットや実際の施工事例も紹介しながら、納得のいく色選びをサポートします。
※マンションの資産価値を高める人気色の選び方について詳しく知りたい方は『マンションの印象が変わる外壁色!資産価値を高める人気色の選び方とは?』をぜひご覧ください。
なぜネイビー・ダークブルー系がマンション外壁で人気なのか
マンションの外壁において、ネイビーやダークブルー系のカラーが注目を集めているのには、いくつかの明確な理由があります。ただ見た目が美しいだけでなく、建物の印象や住み心地、さらには資産価値にまで関わる要素があるからです。
ここでは、ネイビー・ダークブルー系の色味がどのような魅力を持ち、多くのマンションで選ばれているのかについて、3つの視点から詳しく見ていきましょう。
高級感と重厚感のある印象が出せる
ネイビーやダークブルーは、その深みのある色合いから「高級感」や「重厚感」を演出しやすい色として知られています。外壁に使用することで、マンション全体の雰囲気がぐっと引き締まり、上品かつ落ち着いた印象を与えることができます。
特に、近年のトレンドであるシンプルモダンやスタイリッシュなデザインと相性が良く、ネイビーの外壁は視覚的にスマートな印象を与えるため、都市部のマンションやデザイナーズ物件などで積極的に採用されています。昼間は自然光のもとでクールな印象を与え、夕方や夜間にはライトアップと相まって、より高級感が際立ちます。
また、ネイビーやダークブルーは「清潔感」や「信頼感」といった心理的な印象を与える色でもあり、見る人に安心感を与えることができるのも大きな魅力です。こうしたイメージ戦略は、住民の満足度向上だけでなく、新たな入居者や購入者にとっても好印象を与える要因になります。
周囲の景観と調和しやすい
外壁の色を選ぶ際に重要なポイントのひとつが「周囲の景観との調和」です。ネイビーやダークブルー系のカラーは、この点でも非常に優れており、さまざまな環境に自然に馴染みやすいという特徴があります。
まず、ネイビー系はグレーやホワイトなどの中間色と非常に相性が良く、モダンな印象の建物にも、少しクラシックな印象の建築にも合わせやすいのが魅力です。周辺の住宅や商業施設、自然環境とのコントラストを抑えつつ、美しい景観を保つことができます。
また、ネイビーやダークブルーは落ち着いたトーンのため、視覚的にうるさくならず、周囲の建物とのバランスを保ちやすいというメリットもあります。特に分譲マンションなどでは、近隣との調和を考慮する必要があるため、色選びの際に「無難でありながらセンスがいい」と感じられるネイビー系は非常に重宝されるのです。
このように、ネイビーやダークブルーはただおしゃれなだけでなく、景観配慮の面からも選ばれる理由があります。
流行に左右されにくいカラーとしての安定感
ネイビーやダークブルー系の色味は、一時的な流行にとらわれない“普遍的な美しさ”を持っているのも大きな魅力です。外壁塗装は10年〜15年程度のスパンで行うため、選んだ色が長く愛されるものであるかどうかは非常に重要なポイントです。
流行色は数年ごとに移り変わりますが、ネイビーやダークブルーはファッションや建築、インテリアにおいても常に一定の人気を保ち続けてきたカラーです。落ち着いたトーンと品のある佇まいが、どんな時代にもマッチしやすく、外観に「古さ」や「時代遅れ」の印象を与えにくいというメリットがあります。
また、色あせや劣化が目立ちにくい点も評価されています。もちろん、全く劣化しないわけではありませんが、明るい色に比べて変化が緩やかで、経年による見た目の変化が少なく感じられる傾向にあります。
このように、長期間にわたって建物の美しさと価値を保ちたいと考えるマンションオーナーや管理組合にとって、ネイビー・ダークブルーは非常に安定感のある選択肢だといえるでしょう。
ネイビー・ダークブルー外壁のメリットとデメリット
ネイビーやダークブルーの外壁は、見た目の美しさだけでなく、機能面でも高い評価を受けています。しかし、どんな色にも長所と短所があり、外壁塗装に採用するにあたっては、事前にそれらをしっかり理解しておくことが重要です。
この章では、ネイビー・ダークブルー外壁のメリットとデメリットについて詳しく解説し、それぞれのポイントを把握することで「後悔しない色選び」に役立てていただける内容となっています。
メリット|見た目・機能・メンテナンス性のバランスが良い
ネイビーやダークブルー系の外壁は、見た目の美しさだけでなく、実用面でも多くのメリットがあります。そのため、デザイン性と機能性の両立を重視するマンションオーナーや管理組合から高い支持を受けているのです。
まず見た目については、前章でも触れたように高級感や洗練された印象を与えることができます。単なる「暗い色」ではなく、光の当たり方や時間帯によって微妙に変化する深みのある表情が魅力的で、他のマンションとの差別化にもつながります。
機能面では、ネイビー系のような濃色は汚れが目立ちにくいという特長があります。特に、排気ガスや雨だれといった都市部で起こりがちな外壁の汚れを、明るい色に比べて目立たせにくく、日常的な美観を保ちやすいのです。また、最近では紫外線に強い塗料や、防汚機能付きの塗料も登場しており、そういった最新技術との相性も良好です。
さらに、適切なメンテナンスを行えば長期間にわたって美しさを維持できるため、トータルの維持管理コストを抑えることにもつながります。見た目の満足度と、管理のしやすさを両立できる点が、この色味の大きな強みです。
デメリット|色褪せ・熱の吸収・施工難易度に注意
ネイビーやダークブルーの外壁には魅力が多い一方で、事前に知っておきたい注意点もいくつか存在します。こうしたデメリットを理解しておくことで、色選びや施工後のトラブルを未然に防ぐことができます。
まず大きな課題として挙げられるのが色褪せのリスクです。濃い色は紫外線の影響を受けやすく、特に南向きの外壁では時間の経過とともに退色(たいしょく)が目立ちやすくなります。使用する塗料のグレードや耐候性によってこの影響は大きく左右されるため、塗料選びには十分な注意が必要です。
次に、熱の吸収率が高い点にも留意が必要です。濃色の外壁は太陽の光を吸収しやすいため、日差しの強い時期には外壁表面の温度が高くなりやすい傾向があります。これにより、室内環境に多少の影響を与える可能性もあるため、断熱材との併用や施工時の工夫が求められます。
さらに、ネイビーやダークブルーは塗りムラが目立ちやすい色でもあります。施工の際には、職人の技術力が仕上がりに大きく影響するため、実績ある業者に依頼することが非常に重要です。表面の仕上がりにこだわるならば、塗装前の下地処理や塗布回数にも注意が必要です。
選ぶ際のポイントと対策
ネイビー・ダークブルーの外壁を選ぶ際には、その魅力を最大限に引き出し、後悔のない仕上がりを実現するためのポイントと対策を押さえておくことが大切です。
まず、塗料のグレード選びが非常に重要です。前述のように、ネイビー系は色褪せのリスクが高いため、耐候性の高いシリコン系やフッ素系の塗料を選ぶことで、長期間にわたって色の美しさを保つことができます。価格はやや上がりますが、長期的なメンテナンスコストを考慮すれば、十分に価値のある投資と言えるでしょう。
次に注目したいのがツヤの有無です。ネイビー・ダークブルーは、ツヤありにすることでより高級感が際立ちますが、落ち着いた雰囲気を求める場合はツヤ消し仕上げの方が適していることもあります。目的に応じて、塗料の質感や光の反射具合を確認しておくと安心です。
また、外壁全体での印象をつかむために、実際の施工事例を確認することも欠かせません。色見本だけでは仕上がりをイメージしにくいため、近隣の建物や施工会社の事例写真、ショールームなどで実物に近い状態をチェックすることが大きな助けになります。
最後に、施工業者選びも成功の鍵となります。濃い色は塗装のムラや下地の不備が目立ちやすいため、経験と実績のある業者に依頼することで、見た目にも性能的にも満足のいく仕上がりが期待できます。
人気のネイビー・ダークブルー施工事例と配色パターン
実際にネイビーやダークブルーを外壁に採用したマンションでは、どのような仕上がりになっているのでしょうか。色選びは、理論や情報だけではなかなかイメージしづらいもの。そこで、人気の配色事例を見ていくことで、具体的な完成イメージをつかみやすくなります。
この章では、ネイビー・ダークブルー系の外壁がどのように取り入れられ、どんな配色パターンが人気なのか、実例をもとにご紹介します。色の組み合わせによって印象が大きく変わる点にも注目してみてください。
ネイビー単色で統一された高級マンション事例
ネイビーを外壁全体に使用したシンプルな配色は、その存在感と洗練された雰囲気で特に人気があります。単色でまとめることにより、建物全体に統一感が生まれ、無駄のない上質な印象を演出できます。
特に、高層マンションや都市型のスタイリッシュな建築では、ネイビーの深みが建物のフォルムをより際立たせる効果を持ち、現代的でスマートな外観に仕上がります。また、外壁材の素材感や塗料のツヤ感によっても印象が変わるため、ツヤありの塗料を使えば光の反射でラグジュアリーな雰囲気に、ツヤなしであれば落ち着いた大人の佇まいに近づけることができます。
さらに、夜間には照明との相性も抜群です。ネイビーはライトアップされた際に美しく光を受け止め、建物の陰影を引き立たせるため、昼と夜とで異なる表情を楽しむことができるのも魅力のひとつです。
こうしたネイビー単色の配色は、シンプルながらも強い個性を放ち、「上質な住まい」を印象づける外壁デザインとして高く評価されています。
ネイビー×ホワイトのツートーン事例
ネイビーとホワイトのツートーン配色は、外観にメリハリを持たせながらも、洗練された印象を与える組み合わせとして非常に人気があります。深みのあるネイビーに明るいホワイトを組み合わせることで、モダンで清潔感のある外観が実現します。
この配色は、特に中低層のマンションやファミリー向けの集合住宅で多く採用されており、視覚的にもバランスが良く、万人受けしやすいのが特徴です。ネイビーをベースカラーにし、バルコニー部分やエントランスまわり、窓枠などのアクセントにホワイトを使うことで、全体が引き締まりながらも重たくならず、爽やかさを保つことができます。
また、ホワイトを取り入れることで光の反射が加わり、日中の明るさや清潔感を強調できます。これにより、ネイビー単色ではやや重く感じられる場合でも、ツートーンならではの軽やかさと親しみやすさが加わり、幅広い層に好まれる外観へと仕上げることが可能です。
このように、ネイビー×ホワイトの配色は、デザイン性と機能性の両立を目指すマンションにとって理想的な選択肢となっています。
ダークブルー×グレーとの組み合わせ事例
落ち着いた印象と重厚感を求めるマンションにおいて、ダークブルーとグレーの組み合わせは非常に効果的な配色パターンです。どちらも中〜濃色系のカラーでありながら、適度なトーンの違いが建物に立体感と深みをもたらします。
ダークブルーをベースに、外壁の一部や建物の角・バルコニー・階段まわりなどにグレーを取り入れることで、色の境界が自然に視覚を引き締め、シャープで落ち着いた印象を演出できます。特に、グレーは無機質で都会的な雰囲気を持つため、ビジネス街や駅近エリアのマンションとの相性が抜群です。
また、グレーは汚れが目立ちにくく、ダークブルーとの組み合わせでも統一感を損なうことなく、メンテナンス性を保てるのがメリットです。加えて、濃い色同士の組み合わせでありながら、過度に暗くなりすぎないのも魅力の一つです。これは、グレーの持つ中間色としての柔軟さがうまく機能しているためです。
このような組み合わせは、男性的でシックなデザインを好む入居者層にも支持されており、「落ち着いた大人の空間」を演出したいマンションにとって、非常に有力な配色パターンとなります。
まとめ~鈴鹿市でアパート・マンションの外壁塗装のことなら
本記事では、マンションの外壁においてネイビー・ダークブルー系がなぜ人気を集めているのかについて詳しくお伝えしました。高級感や重厚感を演出できることに加え、周囲の景観との調和や流行に左右されない安定感など、多くの魅力を持つこの色味は、現代のマンション外観にぴったりの選択肢です。
また、見た目だけでなく、汚れの目立ちにくさやメンテナンス性の高さといった実用的な面でも優れており、長期間にわたって美しさを保ちやすい点も注目されています。一方で、色褪せや熱の吸収といった注意点があることも事実であり、塗料の選定や施工業者の技術力が仕上がりに大きく関わってくる点には十分な配慮が必要です。
ネイビーやダークブルーを取り入れたマンション外壁は、単色でもツートーンでも洗練された印象を与えることができ、多くの人の目を引くデザインとなります。色選びに迷われている方は、施工事例を参考にしながら、目的や建物の特性に合わせて最適な配色を検討してみてください。
マンションの外観は、第一印象を決める大切な要素です。長く住み続ける建物だからこそ、後悔のない色選びで理想の住まいを実現しましょう。
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