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マンションの屋上防水で断熱性を高めるには?遮熱塗料の使用がおすすめ

マンションの大規模修繕においては、屋上の防水工事に取り組まれるケースがとても多く、建物メンテナンスにおいて不可欠な内容となっています。

 

屋上は太陽光や風雨などの自然環境の影響をまともに受ける箇所であり、防水面が劣化すると雨漏りなどの損傷が見られることも多いからです。

 

防水工事はあくまで屋上の防水面のメンテナンスになりますが、近年の暑すぎる夏への対策として、屋上の断熱性や遮熱性に着目している方も多いでしょう。

 

確かに、屋上の床の表面温度は、暑い夏の日であれば70℃に達するようなこともあるため、その熱が建物内に伝わることによって快適性が損なわれることになるからです。

 

そのような対策として、屋上の防水面に遮熱塗料を塗装するケースが増えています。

 

防水層を保護するためのトップコート(保護膜)として遮熱塗料を用いられるケースが増えており、遮熱効果とともに防水層の状態維持のためにも大変有効なのです。

 

そこでここでは、マンションの屋上防水に用いる遮熱塗装について、三重県津市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・松阪市・名張市のアパート・アパート・マンション修繕専門店が詳しくお伝えしていきます。

マンションの屋上防水で断熱性を高めたい!遮熱塗装をおすすめする理由

マンション 屋上防水 断熱

屋上防水工事において、断熱性を高めたいという御要望を頂戴することが多いですが、そのようなニーズに応えるため、遮熱塗料が用いられるケースが増えています。

 

遮熱塗料については、過去記事『遮熱塗料とは?アパート屋根・外壁塗装に活用する効果について徹底解説』でもご紹介しましたが、屋根や外壁塗装に使われるケースが多いです。

 

ただ、屋上も直射日光の影響を受ける箇所であるため、防水材に遮熱塗料を塗装することによって遮熱効果を高められるのです。

 

遮熱効果のある屋上防水工事とはどのようなものなのか、遮熱塗料の概要とともに詳しくご紹介していきましょう。

 

マンションの屋上防水に遮熱性が求められている

冒頭にもお伝えした通り、マンションの大規模修繕においては屋上防水に取り組む割合がとても多くみられます。

 

屋上は建物の中で太陽光の影響をもっとも受ける箇所であり、屋上の防水層は紫外線や太陽の熱によって劣化や損傷が見られるため、大規模修繕のタイミングでメンテナンスが必要となります。

 

特に近年においては、夏場の温度上昇は異常とも言える状況にあるため、それだけ防水層への負担も大きくなるからです。

 

日本建築学会大会による『防水材料の耐候性試験その27アスファルト防水層の耐候性予測方法の提案』によりますと、防水層の熱による劣化試験において、表面温度と劣化の進行に大きな関係性があると示されています。

 

防水層の表面温度が高くなり、熱による負担が大きくなればなるほど、劣化する速度が早まってしまうことが分かっています。

 

そのようなことから、大規模修繕のタイミングを待たずに防水層の劣化が生じてしまい、そのまま放置していると防水性が低下し、雨漏りなどのリスクが高まってしまうのです。

屋上には断熱性だけではなく遮熱性も重要

マンション 屋上防水 断熱

マンションの快適性を保つため、屋上に断熱材が施されているケースがあります。

 

断熱材は、建物内部に熱を伝えにくくするために有効な建材であるため、これで暑さ対策は十分だとお考えの方も多くいらっしゃいます。

 

ただ、断熱材はあくまで熱を内部に伝えにくくする建材であり、太陽光を反射させる遮熱性は備わっていないことから、防水層の表面温度に違いはありません。

 

つまり、暑い夏の日には防水層の表面温度はどんどん上昇し、劣化速度を速めてしまうような熱にまで達してしまうことも珍しくないのです。

 

建物の暑さ対策で重要なのは、建物内部の快適性を維持向上させることはもちろんのこと、建物に対する熱をため込みすぎないようにすることです。

 

太陽光は防水層を早期に劣化させてしまう原因になるため、屋上には断熱材によって断熱性能を高めるだけではなく、遮熱性能を高める必要もあるのです。

 

屋上防水に遮熱塗装をおすすめする理由

屋上の防水層の暑さ対策として、遮熱塗料を用いることがとても有効です。

 

断熱材が施されている場合においても、表面を遮熱塗装しておけば、太陽熱を表面で反射させて熱の浸入を軽減させ、さらに断熱材によって建物内部に熱を伝えにくくできます。

 

そのようなことから、防水層を維持することができコストパフォーマンスが高くなり、室内のエアコン効率も良くなり、節電に繋げることができます。

 

特に遮熱塗料には、太陽光の熱の原因になる赤外線を反射させるだけではなく、防水層を劣化させてしまう紫外線も同時に反射させることができます。

 

そのような一般の塗料にはない機能を遮熱塗料は有していますので、防水層への遮熱塗装をおすすめすることができるのです。

 

ただし、遮熱塗料は防水材ではありませんので、防水工事によって防水層を形成し、トップコート(保護膜)として遮熱塗料を活用することをおすすめします。

 

屋上防水の施工方法とトップコートの重要性

マンション 屋上防水 断熱

屋上防水とは、マンションのように平らな陸屋根に対して防水層を形成する工事のことを指しており、屋根のように傾斜のない箇所には重要な工事となっています。

 

マンション内の快適性を守るために断熱性・遮熱性に着目することも大切ではありますが、まず屋上の防水性を維持しておくことが前提になると言えます。

 

防水加工は劣化や損傷しているような場合には、雨水が溜まりやすくなってしまい、雨水が染み込んで、天井の雨漏りの原因になることがあります。

 

また、防水層を維持するためには、トップコートが大きな役割を担っています。

 

屋上防水はどのように施工されているのかその方法について、さらにはトップコートの役割についてもご紹介いたしましょう。

 

屋上防水の施工方法

防水工事とは、マンション屋上に防水層を形成して防水性を高める工事のことで、いくつかの方法があります。

 

防水層の防水性は一般的に10年~15年程度で劣化するために、多くの場合には大規模修繕のタイミングで施工されることになります。

 

屋上防水の施工方法には、主に以下の4つの種類が用いられています。

  • ウレタン防水
  • FRP防水
  • シート防水
  • アスファルト防水

 

『ウレタン防水』とは、下地に対してウレタン防水材を活用して防水層を形成する施工方法で、多く採用されている代表的な工事です。

 

ウレタン防水には密着工法と絶縁工法の2種類があり、密着工法ではウレタン防水材に補強材を重ねて施工し、絶縁工法では専用シートにウレタン防水材を塗装し通気を良くする施工法になります。

 

『FRP防水』とは、FRPと呼ばれるプラスチックの繊維を活用して防水層を形成する工法で、軽量かつ丈夫であるために防水工事だけではなく、さまざまなシーンで活用されています。

 

軽量であるためマンション建物に負担をかけるリスクが少なく、しかも硬化スピードが早いため、施工が短くて済むメリットがあります。

 

『シート防水』とは、塩化ビニールシートを張り付けて防水層を形成する工法であり、シートを活用するため仕上がりが均一になるメリットがあります。

 

シート防水には接着工法と機械的固定工法があり、接着工法では下地に接着剤を塗装して防水シートを張り付け、機械的固定工法では緩衝材を敷いて金具を取り付けて防水シートを張り付けていきます。

 

『アスファルト防水』は昔から活用されている屋上防水の方法で、熱工法、トーチ工法、常温工法の3種類があります。

 

トップコートとは?

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防水工事においてトップコート塗装とは、防水層をコーティングして守り、維持するためには欠かせない作業になります。

 

上記において防水工事の施工方法を4種類ご紹介しましたが、それぞれに応じたトップコートを塗装し、防水層のダメージを軽減させています。

 

『ウレタン防水』はウレタン防水材を塗装して防水層を形成する方法であり、耐久性はほかの工法よりも高くありませんが、トップコートを塗りなおすことによって耐久性の維持に繋がります。

 

ウレタン防水に対するトップコートについては、『アクリルウレタン系』『フッ素系』が活用されており、アクリルウレタン系であれば3年から5年程度で、フッ素系であれば10年程度で塗り直しが必要になると考えられています。

 

『FRP防水』においては、プラスチック繊維は丈夫ではあるものの紫外線に弱いため、定期的に『ポリエステル系』『アクリルウレタン系』のトップコートを塗り直ししておく必要があります。

 

『シート防水』は、塩化ビニール樹脂をシートに加工したものを活用して防水層を形成しますが、悪影響を与えない水性タイプのトップコートが使用されます。

 

トップコートの劣化症状

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  • チョーキング現象
  • 剥がれ・浮き・膨れ
  • カビ・苔・藻
  • 摩耗

 

防水層を保護するために表面にトップコートが塗装されることになりますが、おおむね5年程度で劣化が生じ、塗り直しが必要になります。

 

耐用年数が近づくと、上記のような劣化症状が現れますので、気になるようなことがあれば専門業者に相談するようにしましょう。

 

初期的な劣化症状として『チョーキング現象』が見られます。

 

チョーキング現象とは防水層を手で触れた際に、手に白い粉が付く症状のことで、塗膜が劣化して成分が分離して表面に浮き上がってしまうのです。

 

トップコートの劣化がさらに進行すると、塗膜に『剥がれ・浮き・膨れ』といった、定着していた防水層への接着力が弱まってくることが分かるようになります。

 

さらに『カビ・苔・藻』が発生してしまうこともあります。

 

屋上に人の出入りがある場合や、モノを置いているような場合には、トップコートがすり減ってしまう『摩耗』によって、防水層があらわになってしまうことも見られます。

 

トップコートに活用される遮熱塗料『ガイナ』とは

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遮熱塗料で人気の高い塗料に、日新産業の『GAINA(ガイナ)』があります。

 

ガイナとは外壁や屋根塗装に多く活用されている塗料で、太陽光を反射させる遮熱性能に優れており、表面温度を低減させることができます。

 

JAXA(ジャクサ:宇宙航空研究開発機構)で開発されているロケットに活用されている断熱技術を応用して作られた塗料で、とても注目されているのです。

 

屋根や屋上の表面温度は、暑い夏の日には70℃を超えるようなこともありますが、この熱が建物内に伝わってしまうと、快適性が失われてしまうことになります。

 

さらに屋上においては、トップコートの劣化に繋がり、防水層の損傷にまで進んでしまう可能性もあるのです。

 

ガイナは、太陽光の影響をまともに受けてしまう防水層にも塗装されるケースが増えており、マンション建物の快適性がアップすると人気があるのです。

 

ただし、ガイナは塗膜に厚みを保つ必要があり塗装が難しいために、熟練の塗装技術を持った専用業者を選ぶ必要があります。

 

そのため、大規模修繕や屋上防水のメンテナンスにおいて、ガイナの取り扱いや施工経験があるか、確認するようにしましょう。

 

まとめ

マンションの屋上防水に用いる遮熱塗装について、断熱材だけではなく遮熱塗料が求められる理由や施工方法、トップコートの情報なども踏まえながら、詳しくご紹介しました。

 

屋上防水は大規模修繕のタイミングでメンテナンスされる割合が多く、その際に建物の断熱性を高めたいというニーズが増えています。

 

屋上に断熱材が施されている場合においても、それだけでは不十分な場合や、屋上防水の保護のために遮熱塗料で塗装されるケースが増えています。

 

遮熱塗料は太陽光の紫外線や熱を反射させる作用があるため、防水層に塗装しておくことによって、防水層を保護し、建物の快適性を高めることができます。

 

特に近年では日新産業の遮熱塗料『ガイナ』が活用されるケースが増えています。

 

ただ、ガイナは塗膜に厚みを持たす必要があることから、塗装職人から塗装するのが難しい塗料であると言われているため、専門業者選びも重要になってきます。

 

マンションの大規模修繕において防水工事を施工する場合には、専門業者からアドバイスを受けながら進めていくと良いでしょう。

 

遮熱塗料『ガイナ』については、YouTube動画で何度か紹介させていただいておりますので、よろしければご覧ください。

 

 

 

マンションの修繕や大規模修繕工事をお考えであれば、地元に根付いて営業活動している大規模修繕専門店に相談しながら決めていくようにしましょう。

 

疑問や質問などございましたら、『株式会社リペイント匠 大規模修繕事業部(TEL0120-770-760 営業時間8:00~20:00)』までお気軽にお問合せしてください。

 

三重県津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心として、アパートやマンションの大規模修繕専門店として営業しております。

 

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