アパートの外壁塗装を検討する際、見積もりを比較せずに業者を決めてしまうと、後悔する可能性があります。費用が相場より高すぎたり、逆に安すぎたりする場合、適正な施工がされないことも。さらに、契約後に追加費用が発生し、最終的に予算オーバーになるケースも少なくありません。
「見積もりを取ったけれど、どの業者を選べばいいかわからない…」
「費用が適正なのか、比較するポイントを知りたい…」
このような悩みを抱えるアパートオーナーや管理会社の方に向けて、本記事では 外壁塗装の見積もりで後悔しないための比較方法 を詳しく解説します。
※アパートの外壁塗装を成功させる見積もりのポイントを詳しく知りたい方は『アパートの外壁塗装にかかる費用と見積もりのポイントを徹底解説』をご覧ください。
アパート外壁塗装の見積もりで後悔する主な理由
アパートの外壁塗装は、大きな費用がかかる工事の一つです。そのため、慎重に見積もりを比較しないと「思っていたよりも高額だった」「追加費用がかかってしまった」と後悔することになります。
特に、見積もりの金額だけを見て決めてしまうと、施工内容の違いや必要な工事の有無を見落とし、後になって損をする可能性があります。では、具体的にどのような落とし穴があるのか、詳しく見ていきましょう。
相場より高すぎる or 安すぎる見積もりの罠
外壁塗装の見積もりを比較すると、業者によって大きく金額が異なることがあります。相場よりも 極端に高い場合や安い場合は注意が必要 です。なぜなら、その背景には不当な上乗せや手抜き工事といったリスクが潜んでいる可能性があるからです。
■相場より高すぎる見積もりの理由
①中間マージンが発生している
塗装業者が元請けではなく、下請けに施工を依頼している場合、中間マージン(仲介手数料)が上乗せされ、費用が高くなることがあります。特に、大手のリフォーム会社やハウスメーカー経由の塗装工事は、直接依頼するよりも2〜3割高くなる傾向があります。
②不要な工事が含まれている
本来必要のない補修工事や、高価な塗料への変更を提案されていないか、見積もりの内訳を確認しましょう。「耐久性が高いからおすすめ」と言われても、必ずしもアパートに最適とは限りません。
③相場を知らないと高額請求される可能性がある
外壁塗装の適正価格を知らずに1社だけで決めてしまうと、高額な見積もりを提示されても「こんなものか」と納得してしまうケースがあります。相見積もりを取ることで、適正な価格帯を把握できます。
■相場より安すぎる見積もりのリスク
①手抜き工事の可能性がある
極端に安い業者は、材料費や人件費を削減して利益を確保しようとします。その結果、塗料を薄めて使う、必要な下地処理を省く、耐久性の低い塗料を使うといった 手抜き工事 が行われることがあります。
②追加費用を請求されるケースも
最初の見積もりでは安く見せておき、工事が始まった後に「追加工事が必要になった」と言われ、結局相場以上の費用を請求されることもあります。見積もりの段階で「追加費用が発生する可能性はあるか?」を確認しておくことが大切です。
③保証やアフターサービスが不十分
安さを売りにしている業者の中には、施工後のアフターサービスを提供していないところもあります。万が一、施工不良があった場合でも対応してもらえず、結局別の業者に再施工を依頼しなければならないケースも。保証内容もしっかり確認しましょう。
見積もりの内訳をチェックしないと損をする
外壁塗装の見積もりを受け取ったとき、合計金額だけを見て判断していませんか?見積もりの内訳をしっかり確認しないと、不要な工事が含まれていたり、不明瞭な費用が上乗せされていたりすることがあります。
①「一式表記」は要注意!詳細な内訳を確認する
「一式○○万円」という大まかな表記の見積もりは危険です。詳細な内訳を把握しないまま契約すると、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
②不要な工事が含まれていないかチェック
業者によっては、本来必要のない工事を追加し、費用を高く見せていることがあります。例えば、「防水工事」や「屋根塗装」などがセットで含まれている場合、本当に必要な施工なのかを確認しましょう。
③不明瞭な費用に注意!「諸経費」の内訳を確認する
見積もりの中に「諸経費:○○万円」といった項目がある場合、その内容を確認しましょう。諸経費には、現場管理費や交通費などが含まれることが多いですが、業者によっては利益の上乗せとして使われていることもあります。
契約後の追加費用で予算オーバー
外壁塗装の工事が始まった後に、「想定していなかった追加費用がかかった」といったトラブルは少なくありません。見積もりの段階では分からなかった問題が発覚し、結果的に予算オーバーになってしまうケースです。
契約後に余計な出費を防ぐためには、追加費用が発生する可能性のある項目を事前に把握し、契約前に業者としっかり確認しておくことが大切です。追加費用が発生しやすいケースは次の通りです。
①下地の劣化が想定以上に進行していた
見積もりの段階では確認できなかった外壁の内部劣化が、施工開始後に発覚することがあります。例えば、外壁のひび割れが深く、補修が必要になるケースや、シロアリ被害で木部の補強が求められる場合などです。
②塗料の変更やグレードアップを希望した
工事が始まってから、「より耐久性の高い塗料に変更したい」と考えた場合、追加料金が発生します。事前に塗料の特徴をよく理解し、納得したうえで決定することが重要です。
③足場の設置期間が延びた
悪天候などで工事が長引くと、足場のレンタル費用が追加される場合があります。契約時に「工期が延びた場合の費用はどうなるのか」を確認しておきましょう。
外壁塗装の見積もりを比較する際のチェックポイント
外壁塗装の見積もりを取った後、どの業者に依頼すべきか迷うことがあるかもしれません。単に金額が安いからといって決めてしまうと、施工内容やアフターサービスに差があり、結果的に後悔することもあります。
適正な業者を選ぶためには、価格だけでなく、施工内容や保証、業者の信頼性などを総合的に比較することが大切 です。ここでは、見積もりを比較する際に押さえておくべき重要なポイントを解説します。
最低でも3社以上から相見積もりを取るべき理由
外壁塗装の見積もりを依頼する際、1社のみに依頼すると 適正価格や施工内容を比較できず、不利な契約を結んでしまう可能性 があります。そのため、最低でも 3社以上 から相見積もりを取ることが重要です。
①1社だけでは相場が分からない
業者によって、見積もりの金額や施工内容には大きな違いがあります。1社だけの見積もりでは、それが適正価格なのか判断できません。複数の業者の見積もりを比較することで、相場を把握し、適正な価格で契約できます。
②高すぎる・安すぎる業者を見極める
相見積もりを取ると、極端に高い業者や安い業者が見えてきます。適正価格の業者を選ぶためにも、3社以上の見積もりを比較することが大切です。
③業者ごとの施工内容や保証の違いを比較できる
同じ金額でも、業者によって施工内容や保証の充実度が異なります。例えば、A社は「耐久性の高いフッ素塗料を使用」、B社は「アフターサービスが充実」など、それぞれの強みがあります。施工後の満足度を高めるためにも、価格だけでなく、使用する塗料や保証内容を比較することが重要 です。
④相見積もりを取ると値引き交渉がしやすい
複数の見積もりを持っていると、「他社は○○万円でしたが、同じ内容で対応できますか?」と交渉しやすくなります。業者によっては 競合他社との差別化を図るために、値引きやサービスを追加してくれることもあります。
塗料・施工内容・保証の違いを比較する
外壁塗装の見積もりを比較する際、価格だけでなく、使用する塗料や施工内容、保証の違いをしっかり確認することが重要 です。同じような金額でも、業者によって内容が異なるため、見積もりの詳細を比較することで、より納得のいく選択ができます。
①塗料の種類と耐久性を比較する
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ耐久性やコストが異なります。一般的な塗料の特徴を押さえておきましょう。業者によって推奨する塗料が異なるため、同じシリコン塗料でもメーカーや品質を比較することが大切 です。また、必要以上に高価な塗料を勧められた場合は、本当にその塗料が適しているのか確認しましょう。
②施工内容の違いを確認する
塗装の仕上がりや耐久性は、施工内容によって大きく変わります。「一式」などの曖昧な表記ではなく、具体的にどの工程が含まれているのか確認することが大切 です。
③保証内容の違いを確認する
業者によって、施工後の保証内容が異なります。保証がしっかりしている業者なら、万が一の施工不良が発生した際にも対応してもらえます。
④塗料・施工内容・保証を総合的に比較する
見積もりの金額が安くても、塗料の質が悪かったり、保証が不十分だったりすると、結果的にメンテナンス費用がかかる可能性があります。「価格だけ」で判断せず、塗料の品質・施工内容・保証のバランスを見ながら業者を選ぶことが、長期的なコスト削減につながります。
口コミや実績を確認する
外壁塗装の業者を選ぶ際、見積もりの金額や施工内容だけでなく、実際に施工を依頼した人の口コミや過去の実績を確認することも重要 です。業者の対応や仕上がりの品質は、口コミや実績を調べることである程度判断できます。
①口コミは「施工の質」と「対応の良さ」を見る
業者の公式サイトだけでなく、Googleマップや口コミサイトなど複数の情報源を活用しましょう。特に、施工の仕上がりや業者の対応について、具体的な感想が書かれているかをチェックするのがポイントです。
②施工実績は「件数」と「事例の詳細」を確認
経験豊富な業者ほど、過去の施工事例をしっかり公開しています。特に、アパートの外壁塗装に実績があるかを確認するのが大切です。施工事例が写真付きで詳細に紹介されている業者は、技術力に自信を持っている可能性が高いです。一方で、事例が少ない業者や、施工内容が不明瞭な場合は慎重に判断しましょう。
③悪徳業者を見極めるポイント
口コミや実績を確認する際、不自然な点がないか注意が必要です。
例えば、極端に高評価ばかりの口コミが並んでいる場合は、業者が自作自演している可能性があります。また、訪問営業で契約を急かす業者や、施工実績をほとんど公開していない業者は避けるのが無難です。見積もりの段階で不安を感じる業者には依頼しないようにしましょう。
まとめ~津市でアパート・マンションの外壁塗装のことなら
本記事では、アパートの外壁塗装の見積もりで後悔しないためのポイントについて解説しました。見積もりの金額だけで判断すると、施工内容や追加費用の発生に気づかず、結果的に損をする可能性があります。
適正な価格と確かな施工を提供する業者を選べば、コストを抑えつつ、アパートの価値を維持することができます。見積もりを比較し、納得のいく業者を選びましょう。
疑問や質問などございましたら、『株式会社リペイント匠 大規模修繕事業部(TEL0120-770-760 営業時間8:00〜20:00)』までお気軽にお問合せしてください。
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